4.有料老人ホーム(介護付き)

介護付き有料老人ホームとは?

有料老人ホームは、常時10人以上の高齢者が入所し、食事の提供など日常生活に必要な便宜をはかりサービスを提供する施設のことをいいます。

主に民間事業者が運営しており、「介護付き」「住居型」「健康型」の3種類あります。
このうち「介護付き」と称している施設は、介護サービスや食事などが提供される施設で、介護保険の基準を満たした「特定施設」の認定を受けている施設です。

つまり、介護付き有料老人ホームとは、特定施設の認定を受けた有料老人ホームのこととなります。

※特定施設の認定を受けていないホームは、「介護付き」や「ケア付き」という文言をホームページや広告・パンフレット等に使用できません。

特定養護老人ホームにはなかなか入れないという現実があるため、時間をかけてゆっくり選ぶことができ、選択肢も豊富で、自分から積極的スタンスで探すことができる有料老人ホームを利用する人も多くいます。

集団生活の場である有料老人ホーム

高齢者マンションなどと異なる点は、一般的に食事や入浴時間が決まっていて、集団生活の場としてルールを守ることが求められます。起床や就寝時間などは各々の生活リズムに委ねられますが、建物の外観は立派なマンションのようでも、生活リズムに制約を受け、自由で華やかなイメージとは現実は若干異なるので注意が必要です。

トラブルも少なくない

施設の相談センターや消費者センターに寄せられるトラブルの多くが、契約時の入居金や退去時の返金などに関わることです。入居契約時には、少しでも不明な点があれば、必ず納得するまで聞いて明らかにしましょう。

とにかく、複数の施設を見学や体験入居をしてみる

これからの一生の生活を左右する場所になるので、大々的で華やかな広告に惹かれ、即入居してしまったりせず、必ず複数の施設を候補としてあげ、パンフレットを取り寄せ比較し、必ず施設を見学してから決定するようにしましょう。

特に家族の見学を断っている施設や、ホーム側の指定日以外見学できない施設は要注意です。

見学に行って気に入った施設があれば、体験入居を申し込みましょう。最低3ヶ所、できれば5・6ヶ所の施設を比較するのがおすすめです。また、知人や家族に同伴してもらい、客観的な意見をもらうのも良いでしょう。

介護付き有料老人ホームにかかる費用

費用は立地や施設によって様々ですが、標準的な費用の計算例として、下記のように考えられます。
だいたいの施設で、入居一時金などが必要となります。

入居金

月の費用 = 介護サービス費 + 食費 + 部屋代 + その他

介護サービス費は介護保険が適用され、費用の1割負担となります。

費用の例

名目 介護付き有料老人ホーム
入居時費用 570万円
介護サービス費
(自己負担分月額)
22,781円/月
食費 58,590円/月

部屋代(居住費)

208,000円/月

※費用は施設により異なります。

介護付き有料老人ホームの詳細

施設分類 介護付き有料老人ホーム
利用対象者 施設に入居を希望する人
設置事業者 民間企業、医療法人等
サービス 食事、入浴、介護、相談など生活全般、緊急時の対応
費用
入居時 500~1000万円程度
月額 13~25万円程度