5.ケアハウス(軽費老人ホーム)
ケアハウスとは
ケアハウスとは「軽費老人ホーム」の一種で、およそ身の回りの事ができる60歳以上の高齢者が入所対象の施設です。 食事や入浴サービスが受けられ、一般的に全館バリアフリーで建造されており、基本的に個室となっています。
ケアハウスの利用者に介護が必要になった場合は、訪問介護などの居宅介護サービスを利用することもできますが、 ケアハウスの中でも、介護保険の「特定施設」の認可を受けた施設では、介護スタッフが配置されており、24時間にわたり特別養護老人ホームのようなサービスを受ける事ができます。
個性豊かなケアハウスのサービス
全国でも多くの人が利用しているケアハウスですが、各施設でのサービスや特徴は多種多様。ある施設では、入居者が集まってレクリエーションを頻繁に行うようなケアハウスもあれば、利用者の自立した生活を重視し、やや放任主義的なケアハウスなどもあります。
また、施設によっては外出や外泊などに関する細かい規律を設けていることもあります。時間なども同様、食事や入浴の時間をきっちり定めているケースもあれば、やや時間帯に幅を持たせている施設もあります。
ケアハウスに入居するには?
ケアハウスの利用対象者
一般のケアハウスでは、身の回りのことができる60歳以上の人が対象。
「特定施設」の認定を受け、介護が付随するケアハウスでは、介護が必要でおおむね65歳以上を対象とするところが多い。
ケアハウスの費用
費用は各施設によって異なりますが、標準的な費用の計算例として、下記のように考えられます。
入居時費用として保証金・敷金などが必要な場合もあります。
入居時(保証金・敷金など)
+
月の費用 = 介護サービス費 + 食費 + 部屋代 + その他
費用の例
名目 | ケアハウス(軽費老人ホーム) |
---|---|
入居時費用 (保証金等) |
30万円程度 |
サービス提供費 | 入所者の収入に応じて1万円程度~10万円程度/月 |
介護サービス費 | 21,821円/月 |
食費(生活費) | 4万円~5万円程度/月 |
部屋代 | 3万円程度/月 |
※費用は施設によって異なります。
ケアハウスの詳細
施設分類 | ケアハウス(軽費老人ホーム) | ||
---|---|---|---|
利用対象者 | おおむね60歳以上の人(介護付きのケアハウスは65歳以上の要介護者) | ||
設置事業者 | 地方公共団体、社会福祉法人、民間企業等 | ||
サービス | 食事、入浴、相談、緊急時の対応、介護付きの場合は介護サービス、機能訓練等 | ||
費用 |
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